【ローカル発酵食品MAP・東京】くさや 〜もったいない精神がガラパゴス進化を遂げた珍食の代名詞〜

もったいない精神がガラパゴス進化を遂げた珍食の代名詞

伊豆諸島新島名物、スゴい臭いの発酵干物。江戸時代から絶えることなく継ぎ足されている秘伝の「くさや液」にアオムロやトビウオなどの青魚を浸し、野外で干す。最大の特徴は独特の、というか激しくクサい香り。この発生源となるくさや液は、江戸時代に幕府に塩を税として取り上げられ、塩漬け液を使いまわしていたら謎の発酵作用によって誕生したもの。それがやがて風流人の評判となり伊豆諸島の名物物産品へと進化した。くさやのようなガラパゴス珍食は日本の発酵文化の醍醐味だ。

どう作って食べるか / HOW TO MAKE & EAT

❶内蔵を取り去り開いた魚の切り身を、くさや液に1日弱漬ける。
❷漬けた魚をよく洗い、天日で1〜数日干す。
★ 新島では野外で焼いて食べる。室内だと臭いがこもって困るので。

▶食べられている地域 / Regions where it is eaten
伊豆諸島一帯、および全国の珍食好き
Throughout the Izu Archipelago, and by rare food lovers all over Japan

▶微生物の種類 / Types of microorganisms
コリネバクテリウムなどその他細菌類、酢酸菌など
Corynebacterium, and other varieties, Acetic bacteria, etc.

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