「山賊の宴」ディナーコース・体験レポート

あなたはもう体験したか。東京の夜を彩る「山賊の宴」を。

今年6月からスタートした発酵デパートメントの名物ディナー「山賊の宴」。

その日の昼食は抜いてきてください。なんなら朝食も。
そして店に入る前には軽く準備体操(身体の準備)と深呼吸5回くらい(精神の準備)をしてください。

【山賊の宴】発酵デパートメントとっておきのディナーコース7-8月の予約

山賊という不穏な響きと小倉ヒラクの上記の脅し文句に気圧されそうなものですが、噂を聞きつけたツワモノどもが次々とやってくる非常事態となっております。

山賊のごとき、勇猛果敢なチャレンジャーたち、多すぎだろ!(褒め言葉) みんな、発酵沼の入り口まで入ってきたね。これからどんどん深くまで潜っていくといいさ。

そして、まだ来てないアナタ。安心してください。山賊といえど、怖いお兄さんが突然登場することはありません。お腹にも、頭にも、めいっぱいの情報を詰め込む発酵デパートメント流のおもてなしをいたしますよ。

とはいえ、「いまいちピンときてない…」という方も少なくないはず。そんな人たちに朗報! 今回はなんと「山賊の宴ディナー」をリアルタイムでレポートしちゃいます。お腹いっぱい、頭パンパン。そして、笑いあり、涙あり(!?)。盛りだくさんの山賊の宴コースをのぞいていってください。

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【宴のはじまり】発酵の宴を告げるアミューズ

今回のディナーに訪れたのは、熱燗DJつけたろうさんご一行。

自身でも発酵食品を作る彼らが今回お目当てにしてきたのは、発酵のプロの調理法。
「発酵のプロたちはどんな発酵料理を教えてくれるのか楽しみ」と語る彼らの高すぎるハードルは超えることができるのか。

答えはのちほど。

 

というわけで、一皿目は「謎の味噌玉と酒粕の床につけた野草アミューズと野生的スパーリングドリンクのペアリング」。

 

一口サイズのこちらは酒粕と味噌玉という初手から発酵づくしの一品。野草は当日の朝に収穫したものをしているそう。ちなみに味噌玉というのは、戦国時代に武田信玄が保存食として重宝したという歴史があるもの。製法上、熟成したチーズのような風味が特徴です。

 

空は明るいですが、華やかに乾杯。
宴のはじまりです。

【食べるたびに味が変わる!?】滋味と混乱のスープ

乾杯のあとは滋味と混乱のスープです。

 

一見おかゆに見えるこのスープは混ぜるたびに味が変わるというシロモノ。一口目は甘酒のような味なのに、どんどんいろんな味が押し寄せてきます。言語化が不可能なこの情報量。

 

さらに混乱に拍車をかけるのが、この日本酒。だしベースで作られたこの「WAKAZE」には、醤油をひとたらしするのが発酵デパートメント流。

 

スープを飲んでいるのか、お酒を飲んでいるのか、次第に頭がぼんやりとしてくることでしょう。存分に発酵の海の広さを思い知ったアナタは、もう発酵ビギナー卒業です。

【全32通りのペアリング】発酵沼に引きずり込まれるオードブル

続いては、オードブル。

4種の味噌と4種の醤油、そして4種のお酒のペアリングです。全ての組み合わせはなんと32種類。混乱直後の頭と舌に、繊細な風味の違いを確かめさせるなんて正気の沙汰か、と思うかもしれませんが、実はこの子たち、見た目も味も驚くほど個性豊か。

 

地元東京産・木樽で仕込んだ「五郎兵衛醤油」、イワシで作った能登産の魚醤「いしる」、美濃が誇る豊潤なコクのたまり醤油「みのび」、上品な風味の「白たまり」などバリエーション豊かなお醤油たちに加えて、

 

米味噌と麦味噌のハイブリッドみそ「甲州やまごみそ」、大陸を彷彿とさせる豊潤な風味の「八丁味噌」、くどさのない上品な甘みの「白みそ」、冒頭でも登場した「味噌玉」とそれぞれの土地の個性があふれる味噌たち。

 

この調味料たちと4種類の日本酒・ワインをペアリングするという遊び心溢れるこのオードブル。違いを楽しむのもよし、名ソムリエを目指してオススメの組み合わせを考えるもよし。楽しみ方も人それぞれ。

 

ちなみに名前のとおり、熱燗をはじめとした日本酒に明るい熱燗DJつけたろうさん。しっかりとご自分でペアリングの順位をつけてくれました。

①「いしる」と「FONIA(東京・WAKAZE)」
②「みのび」と「トピネ・ルージュ(山梨・旭洋酒)」
③「五郎兵衛醤油」と「La Jomonスタンダード(山形・La Jomon)」
④「いしる」と「ソレイユ・ロゼ(山梨・旭洋酒)」

気になるアナタはぜひ試してみてくださいね。

【驚愕、そして涙!?】山賊の宴盛りメインディッシュ

そして、お待ちかねのメインディッシュの登場です。

 

こちらの画像でも大きさが伝わると思いますが…

 

このとおり、思わず苦笑いしてしまうほどのど迫力。ちなみにこのサイズで三人前です。絶対に食べ切れない量を提供するのが最高のもてなしというローカルのお作法に則ってみました。

満腹で絶対食べきれないよ、という方もご安心ください。もちろんお持ち帰りは可能です。たくさん食べて満足したら、無理せず持ち帰りましょう。翌朝にもれなく余韻を楽しめます。

 

お箸でなんて、行儀の良いことは言わずにぜひ手掴みでガブリといってください。そう、山賊のように。

もちろん量だけでなく味も満足させるものに。発酵の調味料とスパイスを掛け合わせた魔法のような味。しかも、廃棄予定のウズラや小鯛などを使用しているというサスティナブルな設計。

 

そして、壱岐対馬の魚を使用した「雑魚の即席スパイス熟れ鮓(なれずし)揚げ」を口にして思わず涙がこぼれてしまう一幕も。ぜひこのメインディッシュを存分に楽しむために、必ずお腹は空かせてきてくださいね。

【新たなる概念が誕生!?】別腹の限界に挑戦するデザート

お腹がパンパンになったあとはデザート。限りなくゼロに近くなったお腹の余白を埋めにかかります。一休寺納豆を使ったケーキと、スイカのシャーベットに付け合わせは麹茶。

 

さらりと終わりがちですが、実は一番注目して欲しいのがこのデザート。

実は熱燗DJつけたろうさんが最も感動したのがこの一品。新たなペアリングの概念、名付けて「ZEN」がここにあると言うのです。

鈴木大拙が唱えた禅の境地に例えられたこのデザートを口にすれば、満腹で苦しいはずのお腹も不思議とスッキリ。コース料理にありがちな胃もたれ感も吹き飛びます。

おわりに

というわけで、「山賊の宴」コースのレポートはいかがだったでしょうか。及び腰だった人も、少し興味が湧いてきたのでは? そんなアナタはぜひ遊びにきてくださいね!

と言いたいところですが、“この”「山賊の宴」のメニュー、なんと9月4日を持って終了!

 

え、じゃあこの記事はなんだったの?? ただの見せびらかしなの?? そんな、ぶら下げられた人参をいつまでも食べられないウサギの気持ちを味わっている皆さん。ご安心ください。

実はディナーコースはプチリニューアル。装いを少しだけ変えて、再スタートします。というわけで、新コースを少しだけご紹介。

「滋味と混乱のスープ」には謎の緑色の液体が新たに付け加えられている…

好評のテイスティングコーナーは調味料がリニューアル。

季節に応じてメインディッシュも変更していきます!

じわじわとグレードアップしていく発酵ディナー「山賊の宴」。一度いらっしゃった方も、初めての方もどちらも楽しめる仕様になっております。

さらなる発酵沼の奥深くへと、僕らはみんなを引き摺り込んでいくぞー! ということで、怖いもの無しの猛者たち、ぜひお待ちしてます。

というわけで新コースのご予約はこちらから↓

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※ネット上で完結する予約となっています

それでは皆さまふるってのご予約、お待ちしております…!

この記事を書いた人 発酵デパートメント

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