【求人】発酵の語り部求む!小文字の伝統の継承者を増やす人材募集〈2026/7/15更新 〉

こんにちは、発酵デパートメントオーナーの小倉ヒラクです。この度は下北沢の発酵デパートメントで一緒に働いてくれる人を募集します。
2025〜2026年は飛躍の年でした。
今年の春3月から6月にかけては国内・インバウンドの国外からのお客様双方に恵まれ、2年前の1.5倍〜2 倍近い売上を記録しました。すごい。
それだけ賑わっているということは、働く人手も必要。
しかし!ただ人手が足りない!というだけの採用では味気ない。せっかくならば世界各地からやってくる発酵ラバーの聖地としてのミッションを果たすべく、発酵の魅力を伝え、小文字の伝統の継承者(詳しくは拙著『僕たちは伝統とどう生きるか』を参照)を世界中で増やすための発酵の語り部になりたい人に名乗りをあげてもらいたいと思います。
気になる方は、ぜひ名乗り上げお願いします!
↑料理家や醸造家、発酵好きが集まるコミュニティの場です↑
<前提>求人のスタンス
発酵デパートメントの求人にはルールがあります。それは「代表の僕以外が文章をいじってはいけない」です。
求人媒体にも記事を乗せることはなく、自分とこのWEBサイトで、代表が自分で書いた記事のみ。
これすべてミスマッチを防ぐことが目的。現場のスタッフが書いても、求人媒体の人が書いても絶対良さげなこと書いてしまう。「安心して働ける和気あいあいとした職場です」とか「いろんなことに挑戦して成長できる環境です」とか。
だまされてはいけません。
まだできて6年しか経っていないピヨピヨ会社に過大な夢を抱くのは危険。
足りてないことばっかり!仕組みがなさすぎてカオス!明日はどうなるかわからない!
それが現実。我々はあなたを成長「させてあげる」ことはできない。安心して働ける職場は「自分自身で」つくらなければいけない。
僕も40過ぎのおじさんになって実感します。安定は素晴らしい。挑戦は怖い。人は20代後半くらいになったら人格固まってそんなに成長しない。
転職に「自分が変わること」をそんなに期待しないほうがいい。その前提で、双方の願いが合致する出会いを求めています。
「ミスマッチになりません!いい感じで働けます!」という人は、思い切って名乗り上げてほしーーーい!
A:飲食スタッフの募集
発酵デパートメント東京下北店のキッチンで働く人を募集します。
とりわけ土日に出勤できる人優遇。ご近所に住んでいる、醸造や食品、農学専攻の学生で無理なく働きたい人向けの求人です。
【業務内容】
・キッチン業務(調理補助、食材の発注管理、ドリンク作り等)
・フロアー / 接客業務
【基本条件】
・事業のビジョンに共感してくれること
・週2日以上、土日入れる人
・時給1,230円スタート、1〜3ヶ月の研修期間あり
・飲食業の勤務経験がある人歓迎
・スマレジ操作ができる人歓迎
【条件補足】
⭐︎土日シフト通し(7時間程度)で入れる場合、時給とは別途で1,500円/日を支給
☆研修プログラムあり
☆イベントや商品の企画のチャンスあり
B: 物販スタッフの募集
発酵デパートメント東京下北店の食品小売で働く人を募集します。
売場作りや接客、商品の仕入れやイベント運営など、業務に幅広く関わる求人です。
小売事業の仕組みや、各地域のものづくりに興味のある方には学ぶことの多い環境です。
【業務内容】
・売場づくり(納品や棚づくり等)、レジ業務
・イベント運営
・接客・キッチン補助
【基本条件】
・事業のビジョンに共感してくれること
・発酵が好き、興味があること
・時給1,230円スタート、1〜3ヶ月の研修期間あり
・小売業の勤務経験がある人歓迎
・スマレジ操作ができる人歓迎
【条件補足】
⭐︎土日シフト通し(7時間程度)で入れる場合、時給とは別途で1,500円/日を支給
☆研修プログラムあり
☆イベントや商品の企画のチャンスあり
C: 正社員スタッフの募集
発酵デパートメントの事業全体に関わる採用です。
飲食・食品小売・イベントや催事の企画運営・研究開発やメディア開発など会社事業全体に関わる求人です。腰を据えてキャリアを考えたい方、発酵に関わるキャリアをつくっていきたい人向けです。
【業務内容(店舗)】
・売場づくり(納品や棚づくり等)、レジ業務
・キッチン業務(調理補助、食材の発注管理、ドリンク作り等)
・フロアー / 接客業務
・シフトや売上計画などのマネージメント
・イベント企画運営
【業務内容(店舗外)】
・発酵に関わる研究開発プロジェクトの関与
・百貨店催事などの企画運営
・メディア・コンテンツの編集・開発
*店舗外業務については経験や職能に合わせて要相談。
【基本条件】
・事業のビジョンに共感してくれること
・正社員登用時、給料は月額23万円〜(ボーナス別途)
・週5フルタイム、土日入れる方
・飲食 / 小売 /編集 いずれかの経験がある方歓迎
【条件補足】
☆基本的には時給制(1,230円〜)から研修スタート
☆三ヶ月後に社員登用あり(試用期間後、能力に応じて社員登用を相談)
【求められるもの】
・おもてなしの気持ち
・わからないことがあっても人に聞いたり自分で調べてなんとかする力
・社内外の人との協力のなかでこぼれ落ちるコミュニケーションを拾える力
・自分ではなんとかできないことを把握して人に伝える力
・優先順位を整理して自分を追い込まずに仕事に取り組める力
★二年以上働いたうえで、ものづくりやまちづくりを目的に地方移住する人には、移住応援プログラムがあります。
応募から採用までの流れ
【A・B:パートスタッフ】随時受付
応募フォーム申込→ 随時面接 → 採用が決まり次第、勤務スタートとなります。シフトや働きはじめるタイミングなど柔軟に相談に乗ります。
【C:正社員スタッフ】8/20締切
正社員は腰を据えた採用。複数回の面接やお店での顔合わせをして、お互いをじっくり見極めます。10月以降の採用で考えています。秋の繁忙以降に、発酵デパートメントの新しいフェーズを一緒につくる人を探しています。急ぎの転職には向きませんが、じっくりご縁を育てたい人はぜひ。
こんな感じで働きます

オリジナルワインに使うブドウの収穫へみんなで行った一枚。
☆自分で考えて働きます
大手食品店、チェーン系の飲食店とは違って仕事が平準化されていません。ある程度のマニュアルはありますが、自分の裁量で動く場面が多い職場です。
☆複数の業務を担当します
飲食だけ、小売だけ、ではなく店舗に関わる複数の事業を担当します。日々のルーティンを基本として、売り場づくりや商品の仕入れ提案、催事の企画など自分で提案していく仕事も担当します。
☆発酵沼に強制的にハマることになります
日々日本各地、世界各地から発酵食品の見本が届いたり、醸造家自身がお店に遊びにきてくれたりします。お店でも発酵食品の仕込みワークショップなどを開催し、お客さんにも発酵強者がたくさん。あなたの発酵愛が試されます。
【向いてる or 向いてない】
☆向いてない>一つの職能を極めたい人
例えば料理家として、デザイナーとしての職能を極めるスペシャリストとしての「足し算のキャリア」はオーナーシェフのいるレストランやデザイン事務所で働くほうがベター。料理やクリエイティブにも関わりますが、それ以外にも小売や商品、催事の企画、ロジスティクスの整備や経営数値の管理など、様々な要素を学びながら自分の強みをつくる「掛け算のキャリア」を目指すのであれば発酵デパートメントは悪くない場所だと思います。
☆向いてる>人に良い影響を与えていきたい人
自分の好きなことを発信して、人や社会を動かしていきたいと思う人にはぴったりな職場です。発酵を通して、自分自身そして関わる人の人生に良い変化を起こしていくことを楽しめる人の応募を待っています。裏を返せば「好き」が自分で完結しがちな人はルーティンの仕事以外が提案できず、未来のキャリアが発展していきません。
<コラム>採用に当たって代表の考えていること

福島南相馬のhaccoba、山梨甲府の五味醤油の醸造家たちと。左が代表小倉ヒラクです。
【僕たちは、発酵という文化を未来に継承する仕事】
僕たちは、基本は食材店+飲食店です。
なのですが、このお店には日本中、世界中からここを「特別な場所」として目をキラキラさせながら訪れる人がたくさんいます。
それはなぜか。ここが発酵という文化を「みんなで育てる場所」だからです。
ここには日々、日本全国から醸造家がやってきて、世界各地のシェフがディナーイベントで腕試しをします。
まちづくりに関わる人たちがヒントを探しに、研究者や作家が新たなインスピレーションを求めにきます。
働いているみんなも、生活の糧を得るために働くことに加えて、そんな文化が醸される場にいることに意義を感じて働いています。
日々の業務はもちろん地味で地道です。でもあなたのその日々の働きが未来の文化を左右する、そんな意識をもって働いてください。
【あなたの思うよりも、裁量は大きい、けれど…】
これまで入社した人の多くが口にすることですが、発酵デパートメントは現場の一人ひとりの裁量が(あなたの思うよりも)大きい。それは代表の「やってみなはれ」的な性格に起因します。裁量が大きいというと、自分のやってみたい事がどんどん実現できる、という良いイメージがありそうですが、実際は自分で決めることの怖さとの戦いです。
自分の意志でプロジェクトや商品をつくっていくことは、ちょっと離れたところから見ると楽しそう、ですが自分でやるとなると逃げ出したくなるくらいのプレッシャーがかかります。「色々やってみたい」「自分でしかできない仕事をしてみたい」とまだ自分の土俵を持てていない若い社会人ビギナーが願う「仕事の自由」は、いざ直面すると自分との戦いです。もちろんそれを乗り越えられるよう先輩スタッフもサポートするし、責任は会社が取ります。が、「自由に敗れて折れる」というケースも往々にして起こり得ることを知っておいてください。挑戦は楽しい、しかし苦しいのだ…!
【コミュニケーションの凸凹を乗り越える】
なので発酵デパートメントに応募する人の傾向としては、キャリア志向やバリバリ稼ぎたい!というアグレッシブな人とは逆で、「とにかく発酵が好きです!」あるいは「自分らしさを発揮できる仕事をしたい」という人が多いです。そんなふうに仕事に意義を持つことは素晴らしいこと。
しかしそんな職場に実際入社してみると、コミュニケーション能力が人によって凸凹で、各人の意義や大事にしていることでしばしばぶつかり合いが起こります。
このぶつかり合いを解決するには、自分のことを言葉にして相手に伝える。同時に相手の主張に対して、自分の意見をいったん置いておいて耳を傾ける。空気を読むのではなく積極的に自分を開示していくコミュニケーションを身につける必要があります。このような経験をしてこなかった人には、時には自分自身のアイデンティティが揺らぐような苦しみを味わうかもしれません。
仕事は仕事、と割り切って働く人がほとんどいないこの職場では、仕事のスキルだけでなく、一人の人間としてのコミュニケーションが問われることになります。
他者を受け入れるためには、自分をわかろうとする努力がいります。
それは時に苦しいものですが、その先には仕事のキャリアはもちろん、人生全体に関わる成長があるはず。
そんな風に自分を信じられるように行動できる人と出会えることを願っています。
ここまで長い記事を読んでくれてありがとうございました。
アナタと良きご縁がありますように。