※本記事は、OTSUKIMI.のWebサイトからの転載記事です。
(https://otsukimi.jp/articles/fj0DHdsf)
栗焙じ茶とハーブ、お月見ドリンク by.OTSUKIMI.
OTSUKIMI. メンバーのEmmyさんから、お月見ドリンクのご提案です。これから少しずつ肌寒くなってきたらぜひお試しください。
OTSUKIMI.とは?
お月見文化の研究やイベント、商品を提案をしながら、いまのライフスタイルに沿った新しいお月見のあり方を提案するプロジェクト。
いつのまにやら季節は巡り、今年も月がもっとも美しく見える、お月見の時期がやってきました。
季節の彩りを感じる果実も、梨やイチジク、葡萄のしたたる果汁と芳しい香りを纏ったものが青果売場に並ぶ様子を見るとまさに実りの秋。
家で過ごす時間が長いからこそ、積極的に季節を味覚から取り入れたいものですね。
お月見のお供に、栗とハーブを使ったホットドリンクはいかがでしょう。
一般的にはお月見といえば9月の十五夜が有名ですが、実は9月に十五夜、10月に十三夜と2回のお月見があります。それぞれに「芋名月」、「栗名月」と旬の食材が名付けられているのはお月見のはじまりは実りの収穫をお祝いをする文化から。
ほろほろとほどけるような栗の自然の甘さにハーブとほうじ茶、ジンジャエールを合わせ、心と身体が温まるドリンクを作りました。
簡単につくれる、ちいさなドリンクレシピです。よければぜひ、お試しください。
材料(ひとり分)
甘栗 15g
お好きな茶葉 5g
ローズマリー 3cm×2(ひとつは飾り用)
ジンジャエール 180g
ジンジャエールはカナダドライやウィルキンソンのドライタイプなどの辛さが穏やかなタイプがおすすめです。
甘さは甘栗の量で調節してくださいね。
茶葉はお家にあるお好きなもので大丈夫です。お気に入りで買ったのに、飲みきってしまうのがもったいなくて茶缶に微妙に残ってついそのまま…といったことはありませんか?
お茶を扱われている方に申し訳ないと思うのですが、、ついやってしまいがち。。今回わたしは微発酵茶のものを使用しました。
甘栗はキッチンペーパーで軽く水分を拭き取って、ポリ袋に入れて手や擂り粉木などで潰します。
潰した甘栗と茶葉、3cmくらいにカットしたローズマリーを焙じ器に入れ、じわりと弱火で揺すりながら3、4分ほど炙っていきます。焙じ器がなければフライパンでもOKです。
漂う煙が香ばしく、うっとりしてしまうほどなんともいい香り。
別の鍋でジンジャーエールを温め、ホットジンジャエールを作ります。温かいジンジャエール、不思議に思われるでしょうか。しゅわしゅわと弾ける炭酸が飛び、甘いホットドリンクになります。寒い日やお腹を温めたい時にもおすすめです。
炙った茶葉をジンジャエールで淹れていきます。
3分くらい蒸らしたらほっくり栗のドリンクの出来上がり。
窓を開けると、すっかり秋めいたやわらかな夜風を感じます。
氷を入れてアイスにしても美味しいですが、ホットドリンクでゆっくりと手を温めながら飲んでくださいね。
お好みでウィスキーやブランデーなど、お酒をひと匙入れるのもおすすめです。そういえば初夏に仕込んだ梅酒もそろそろ飲める頃、果実酒をいれても美味しく頂けます。
今夜は月が見えるでしょうか。
見えなくても大丈夫。空を仰ぎ見ると、ビルや建物の隙間から見えるきらめく星や雲。空はどこまでも繋がっています。ビールでもなんでも、お好きなものを手にして。
美しい秋の夜長に乾杯しましょう。
text by OTSUKIMI.メンバー Emmy