春の到来とともに、発酵クラスタのみなさん、いやキッチンに立つすべての人の未来を明るく照らす一冊が産声をあげました。
発酵ZINE第二弾『どう転んでもおいしくなる かんたん発酵自炊レシピ33』。
このZINEを知った人は必ず言う、「こんなの欲しかった。絶対に買います」と！
『かんたん発酵自炊レシピ33』ができるまで
『かんたん発酵自炊レシピ33』は、ちょうど1年前にはじまり、今月フィナーレを迎えた発酵サブスクで紹介した自炊料理家 山口祐加先生による33のレシピを収録。サブスクを完走した人にとっては2020年の食卓を凝縮したアルバムのような、初めて知る人には発酵食の料理入門書として、お使いいただけるマルチな一冊です。
初心者も使いやすくて食べやすいレシピ
「実は、個性の強すぎる発酵食品の味わいは、得意じゃなかったんです」と話すのは、レシピを考案してくださった自炊料理家 山口祐加さん。レシピを考案するときも、自身と同じような発酵初心者でも“使いやすくて、食べやすい一皿”になるよう配慮したのだそう。自炊料理家としての腕を存分にいかし、調味料の数や調理の工程も最小限。手軽に作れ、自炊レベル1の発酵デパートメントスタッフも感涙の簡単さです。
料理の腕がブチ上がる魔法の発酵調味料
山口さんは調味料の数が少なくてすむのは、発酵調味料が一本で味が決まる万能タイプであったり、旨みやコクをもつものが多いおかげだとも話します。続けて、「美味しい調味料って正義ですよね。誰も損しないですし、今までと別次元の美味しさに連れていってもらえる」とにっこり。味の再現性もバッチリで、調味料の美味しさを堪能できて、非日常感がある料理が作れる……、そう、山口さんのレシピ×発酵調味料はいいことづくめなのです。明日にでも、ドヤ顔で友人に振る舞いたい！
初心者さんにもおすすめと記してきましたが、自炊の悩みは尽きないもの。ここでZINEのもつ効果効能をずらりと列記していきましょう。
これに効く！自炊のお悩み編
・面倒くさがり
・料理が苦手
・材料が余ってしまう
・時間がない
・料理のレパートリーが偏ってしまう
すべて3ステップ以内で作れ、5分以内に完成するレシピもあり。スーパーに売っている食材と発酵調味料で作れてしまうので、あらゆる自炊の悩みをお助け〜！
これに効く！発酵調味料のお悩み編
・発酵調味料が使いきれない
・どの調味料からチャレンジしていいかわからない
初級編ともいえる「基本調味料を使いこなす」の項では、甘酒ケチャップで作るピザトーストや、カチュー湯など、使い切りやすい調味料を使ったレシピをご紹介。「チャレンジしたいマニアック調味料」の項では、すんきのサンラータンや、スペアリブと一休寺納豆の中華煮など、マニアック調味料の意外な使い方も指南します。
何度でも言います。こんなの欲しかったんです……。
山口さんおすすめ！発酵調味料
ZINEのページをめくりながら、「本当に調味料の美味しさを実感する1年だった」としみじみ語ってくれた山口さん。いくつかお気に入りの調味料を教えてもらいました。
＜かんずり＞
香りが良く、辛味に加えてコクがでるので使いやすい。味付けの後戻りがしやすいので、自炊初心者にもおすすめ。
作れる料理：
マグロ・アボカド・きゅうりのピリ辛漬け、かんずりの辛味とゆず香る豚汁
＜桶底のちから＞
コレ一本！が叶う万能調味料です。ツンとくるジャンクさがなく、舐めても美味しい！
作れる料理：
主役級のソースで作るかんたんハヤシライス
＜するめいか黒作り＞
イカスミを使う料理ってなかなか手が出しにくいのですが、これは心強い。レシピで紹介したいかすみソーメンチャンプルーはもちろん、他のイカスミ料理にも使えるはず。
作れる料理：
いかすみソーメンチャンプルー
ZINEをめくるだけで、お腹がなってきました。さらに、さらに！！
届いたらすぐ自炊できる！調味料セットも販売します
こんなに盛りだくさんのZINEに加えて、初心者向け調味料のセットと、オーナー小倉ヒラクが選ぶ黄金レシピが作れる調味料のセットが販売されます。小倉ヒラクが頭を悩ませて選び抜いた、リピートしたい溺愛レシピはこちら。
・奈良漬でつくる和のタルタルソース（奈良漬け刻み）
・スペアリブと一休寺納豆の中華煮（一休寺納豆）
・鶏肉のさっぱり煮、なすの揚げ浸し（精進白だし）
・さばのこんかとトマトのパスタ（サバのこんかこんか）
とんでもないものを発売してしまいました。きっと、購入された方の調味料はすぐに空っぽ、ZINEは何年先もボロボロになるまで使われることでしょう。
改めまして、ようこそ発酵沼へ！
