ぶどうの花×日本酒のクラフトジン!山梨発GEEKSTILLの「AMRTA」で浮遊感を味わいたまえ

投稿者 :HakkoStaff on

クラフトジン「AMRTA(アムリタ)」を飲めば、ぶどうの花の香りとともにフワッと浮く。「合法です。買いませんか?」と団地の一部屋一部屋をノックして歩きたい。そんな気持ちで乾杯セットを作りました。今回は、クラフトジンの味わいを存分に引き出す、2種類のトニックウォーターもセット。

販売にあたって、ワイン・フルーツ王国の山梨で生まれ、日本酒のDNAをもつクラフトジン「AMRTA」を知るために山梨へ。2021年夏に生まれたばかりの「GEEKSTILL」をたずね、オーナーの岸川さんにお話をうかがいました。

>>乾杯セットはこちら

生まれたてのクラフトジン蒸留所「GEEKSTILL」へ

発酵デパートメント・オーナーの小倉ヒラクの「山梨にめちゃくちゃイケてるクラフトジンの蒸留所ができた。第一弾を乾杯セットで売りたい!」の号令のもと、発酵デパートメントスタッフが山梨へ急行。

山梨県の塩山駅から畑を縫うように走り、辿り着いた「GEEKSTILL」は、外観から申し分なくイケておりました。もともと倉庫だった建物を蒸留所にリノベーション。外壁にはオーナーの岸川さんの友人であるアーティストHITOTZUKIが手がけたのだそう。

神話に登場する不死の飲み物「AMRTA」とは

▲光に透ける青いボトルが爽やか

ご覧あれ、これが「AMRTA」。アムリタとはインド・サンスクリット語で賢者の石、不老不死などを表す言葉で、仏教でいうところの甘露。もともとはインドの神話に登場する、飲んだ者の生命力をみなぎらせる不死の飲み物のことでした。香りに浸りながら飲めば、生き返る。飲んべえにはありがたい効果効能。透明感のあるボトルがなんだか神々しささえ感じます。

▲オーナーの岸川さんに蒸留所を案内してもらう小倉ヒラク

▲蒸留所の内部。手前は300本分くらい貯蔵できるバルクコンテナ

ジンは蒸留酒に複数のボタニカルを漬け込み再蒸留させるものが多いのですが、「GEEKSTILL」はスピリッツに単体のボタニカルを漬けこんでから再蒸留、それぞれの香りを抽出したジンを後からブレンドしています。

立ち上げ一発目でもある「AMRTA」は、甲州で採れたぶどうの花とジュニパーベリーの2種類のみをブレンド。シンプルな味わいながら、抜ける香りに身を任せて余韻に浸ると、体が軽くなるよう。HP回復効果のある仕上がりです。

なぜ、ワイン王国でクラフトジンづくり?

▲オーナーの岸川さん

岸川さんは、もともと九州出身のエンジニア。仕事で全国のブドウ農家やワイナリーへ顔をだすうちに、関係者から「お酒は作らないの?」と声をかけられるように。縁があって山梨県で酒づくりを志します。大手からマイクロワイナリーまで造り手が多いワイン王国であることから、「成熟したワイン市場ではなく、新たなお酒を」とクラフトジンに着目しました。

▲現在、試作しているフレーバーたち

クラフトジンを選んだ理由について、岸川さんは「山梨はフルーツ王国でもあり、原料の可能性がたくさん眠っている。クラフトジンは自由度が高いので、いろんなチャレンジができ、フルーツなどの素材の魅力を香りで表現できると思いました」と語ります。

また山梨らしいお酒が作れるだけでなく、クラフトジンの特性から食品ロス削減にも貢献できる、と岸川さん。「フルーツがたくさん採れる分、栽培、収穫、加工の過程で発生する食品ロスが多いんです。クラフトジンなら、スピリッツに浸水して香りを抽出するのが目的なので、果肉のみならず果皮なども余すことなく利用できます」。

▲次なるフレーバーはパッションフルーツ。果皮と果実にわけて実験中

今チャレンジしているのは、パッションフルーツの香りの抽出。岸川さんは「色々とご縁があって、伊豆大島の特産でクラフトジンを作れないか試行錯誤しています。今はパッションフルーツに挑戦中。果皮を漬け込んだものは、深みが出て面白いですよ」。

日本酒を使用したスピリッツを原料に

フルーツやスパイス、ハーブを漬け込むスピリッツは、全量山田錦を用いた純米酒が原料で、日本酒を製造する酒蔵から仕入れています。これには酒で生まれた絆があるのだとか。

▲スピリッツを蒸留するポットスチル

「ポットスチルの販売業者に実際に稼働しているところを見たいと言ったら、日本酒を製造する酒蔵さんを紹介してもらいました。現地で見学した流れで、日本酒を原料にしたスピリッツを仕入れられないかお願いしてみたんです。最初は断られたのですが、その夜一緒に飲みに行って、お酒への愛を熱く語っていたら、その数日後には正式にOKをいただけて。すごいですよね」と岸川さん。


その話を聞いた小倉ヒラクも「日本酒由来のスピリッツに国内産のフルーツやハーブが漬け込まれているのか!めっちゃ、ジャパニーズクラフトジンじゃん」と大興奮です。

ボトルやラベルにも溢れるエピソード

ラベルデザインはデザイナーである奥様との共作で、ボトルはラムネ瓶工場の作る薬品用瓶を特別に卸してもらったもの。

ボトルキャップはハンディキャップのある方の施設に依頼したものだといいます「施設に勤務する知人から、コロナ禍で作業が減ってしまったと相談を受けたのがきっかけで、ボタニカル素材の選別やクリーニング、ボトルキャップの仕上げをお願いすることにしました。できることをしたいと思って」と岸川さん。



今後はフレーバーを増やし、ブドウの皮や桃、梅、カリン、梨、桜、金木犀など47種類のボタニカルにナンバーを付けて、ブレンドしたものをリリースする予定。どんな香りのものが登場するのか、楽しみです。

ジントニックにして一口飲んだら、深呼吸。浮遊感を味わいながら、「めっちゃイケてるクラフトジン」だと改めて感じます。癒しのひとときを楽しむなら、ちょっとお天気のいい休日にベランダで。不死の水ですから、クタクタの平日夜に生き返るべく飲むのもいいでしょう。とにもかくにも、この香りで満たされてほしい。


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